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人生×丹波地美希氏


北九州で活躍中のバリスタ丹波地美希氏。夢をあきらめず小倉の魚町商店街に位置するメールカート3番街にCafé CACTUS を起業した。そこで丹波地氏はどういう想いで一杯のコーヒーを炒れるのか。その姿から学ぶべきことは多かった。

木村 :今日は宜しくお願いします。

丹波地:お願いします。

木村 :カフェをやろうと思ったきっかけを教えて下さい。

丹波地:最初は自分が働いていたフランチャイズのオーナーになりたいと思っていました。

カフェで働くきかっけもミーハーな気持ちからでした。

木村 :実際に働きだして最初と考え方は変わりましたか?

丹波地:実際働くようになって、やることや、覚えることが多く、私には向いていないと思いました。その時、私を育ててくれた上司の方に、「お客様の一口目を見てるのか?」と言われました。その時初めてお客さんが「おいしい。」と喜ぶ姿を見ました。無我夢中で入れた一杯に喜んでくれる方がいることに感動しましたね。それから、お客様のコーヒーを一緒に探すようになりました。お客のためにより良いものに変えていくことをしたいと思い個人でお店を持とうと思いました。

木村 :でも、なぜコーヒー何ですか?

丹波地:たまたまです。他のお店も同じだが、たまたまカフェだったり、たまたま雑貨屋だったり。共通しているのが、自分がやったことで誰に喜んでもらうことなんです。それがたまたま自分が出したコーヒーで誰かに喜んでもらえただけなんです。

木村 :コーヒーが提供したかったんではないのですね。

丹波地:そうですね。実は普段、コーヒーを飲まないのよ。コーヒーが好きでカフェの仕事ではなくて、自分が出したコーヒーで誰かが喜ぶ姿が見たかったんです。

木村 :では、今回カフェを開くうえで大変だったことは何ですか?

丹波地:現場をやると難しいことが多かったです。何しろ個人起業の成功事例が少ないですから。景気、物価の値上がりだとかという理由でお店を始める踏ん切りがつかなかった。やるからには続けなくてはいけないので・・・

木村 :今回、踏ん切りがついた理由は何ですか?

丹波地:このメルカート三番街のプログラムをチャンスだと思うと同時に、今しかないと思いました。三番街の皆でやるので、頑張らないといけないと背中を押してもらいましたね。

木村 :逆に良かったことは?

丹波地:仲間が増えたり、出会いがあることが自分にとって良い経験になりました。そして、自分がこういった場を作ったことで夢を持った人を呼べるのが嬉しいですね。場がないと人を呼ぶことも表現することもできないので、ようやく自分が思い描いたことができるようになりました。

木村 :この場がどうなって欲しいですか?

丹波地:人と人とが出会うコミュニケーションの場になって欲しいですね。カフェは何にでも姿を変えると思う。例えば、語学のレッスン会場、歌のステージや似顔絵のイベントだったりと。そこに私のカフェが関わるようになれば良いですね。今まで会えなかった人が会える空間になって欲しいです。

木村 :今回の東日本大震災で自分たちに出来ることは何だと思いますか?

丹波地:被災地に友人がいるので、力になりたいと思って、売上の一部を寄付してますね。被災地にも夢を持っている方はいますから、地方からバックアップをしたいです。

そのバックアップを一次的なもので終わらせたくないですね。

木村:最後に学生へ一言お願いします。

丹波地:自分のやりたい事に積極的になる事だと思います。考えすぎると前に進まないので、とにかく好きな事に夢中になれば良いと思う。

木村:有難うございました。

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丹波地美希氏:バリスタ・北九州小倉の魚町商店街に位置するメールカート三番街にてCafé CACTUSを起業

文章:木村


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